こんにちは!mi8taです♪
先日、我が家の下の子が急性中耳炎になった時の記事を書きましたが(記事は最後に載せておきます)、今日は上の子(今は6歳、年長さんです)が滲出性中耳炎になった時の事を書きたいと思います。
少しでも同じ様に滲出性中耳炎で悩んでるお母さんの力になれたら良いなと思います。
そもそも滲出性中耳炎って聞いた事があるけど、普通の中耳炎と何が違うの?って思っている方、結構いるんじゃないでしょうか?
それ何?って思った方にも、お子さんがなった時の為に知っておいて貰いたい病気です。気付いたら既に悪くなっていたって事がある病気だからです。
事実、我が子も気付いた時には最悪の状態でした。でもちゃんと完治したんですよ♪治るまでめちゃくちゃ不安でしたが、ちゃんと治る病気です。
気を付けて頂きたいのは、この滲出性中耳炎は放置していると手術が必要な、もっと酷い中耳炎になってしまうなんて事もあるんです。怖いですよね。
そこで、我が子が滲出性中耳炎になっていると気付いたきっかけから、耳鼻科でしてもらった治療など、赤裸々にご報告させて頂きたいと思います。少しでも参考になると良いなぁ。
今お子さんが滲出性中耳炎になっている方も、知識として入れておきたいという方も、是非一度読んでみて下さいね。
滲出性中耳炎に気付いたきっかけ
まず、うちの子の耳が聞こえてないんじゃない?って思ったきっかけはゲームの音量がそれなりに大きいのに、「音を上げて。だって聞こえない」と言われた事です。
テレビの音量って数字で出るじゃないですか。うちだと大体20の音量を基本にしているんですが、試しに音を上げて聞こえるか試した所、25を越えても聞こえないって言ったんです。
これはおかしいぞってなって耳鼻科に行ってきました。これが年少さんの時です。
そのきっかけの前よりも、私や夫の声に反応しなく、無視するような事が度々あったんですが、集中していて気付いてないんだと思ってたんです。だから、「聞いてる?」って聞く事もしばしば。
しかも聞きとれない周波数だったのか、どうも私の声だけが聞こえないようで、無視される度に「何で無視するの?」って話してました。
自分なりに少し声の高さを上げてみたり、声を大きくしてみたりしたけど、相変わらず私の声だけは届かなくて…。
私の声「だけ」聞こえない事に、何度も泣きましたし、その気持ちをどこにぶつけたら良いのか分からずに、子供にキツく当たってしまった事もあります。
あの時の事を思い出すと、本当にごめんって気持ちでいっぱいになります。
滲出性中耳炎って?
滲出性中耳炎って何?急性中耳炎は聞いた事あるし、うちの子もなったよって方もいると思うので、ちょっと滲出性中耳炎についてお話ししますね。
滲出性(しんしゅつせい)中耳炎は、耳の鼓膜の奥にある中耳という所に滲出液が溜まってしまう病気です。
本来なら、滲出液は耳管を通って喉へ移動するので溜まる事はないのですが、何らかの理由で耳管が機能しなくなってしまうと、滲出液が移動しなくなってしまいます。そうすると、耳が詰まった感じがして聞き取りにくいという事が起きるんです。
滲出性中耳炎は痛みや発熱などはありません。これが急性中耳炎との違いです。痛みや発熱などが出にくいので、悪くなっていても気付かない事が多いです。
実際、我が子も痛いと言われた事はなく、「音量上げて」と言われるまで気にも留めなかったです。
滲出性中耳炎になりやすい子がいる?
・風邪や鼻炎になりやすく、咳・痰や鼻水・鼻づまりになりやすい子
・アデノイド肥大が疑われる子
上記の様な子は滲出性中耳炎になりやすいと言われています。事実、我が子はアデノイド肥大に当てはまってました。アデノイド肥大と診断されていた状態で、滲出性中耳炎になりました。
というのも、年少さんの時に担任の先生から鼻炎を疑われた事が始まりでした。「隣のクラスでモルモットのお世話をしているから、もしかしたらアレルギーがありますか?」って質問されたんです。理由はうちの子、いつも鼻声だったから。
私も気にはなっていて、本人に「鼻声はわざとなの?」って聞いた事もあります。でも特に問題も無かったのでそのままにしていたのですが、担任の先生にも言われたので、さすがに調べた方が良いかも?と思って耳鼻科に行って調べて貰ったんです。
そうしたら、アデノイドが大きいですねって言われました。アデノイドが大きい子は鼻から吸う空気の通り道が狭くなる為、鼻声になったりするんです。それに鼻での息がしにくいからか、我が子は口呼吸になったりもしていましたね。
この時に癖になってしまったのか、今でも油断していると口呼吸になっているので、その都度「口で息してるよ」って指摘してます。
でもアデノイドが大きいのは6歳をピークに段々小さくなっていくと耳鼻科の先生に聞いたので、アデノイドが大きいからといってそんなに心配しなくても大丈夫ですよ♪
耳鼻科に週3~4で通院
我が子は耳が聞こえてないとハッキリした次の日に耳鼻科へ行って、滲出性中耳炎と診断されました。両耳です。
やはり親としては早く治ってくれないかなという気持ちがありました。なので行けるなら毎日でも行きたかったですが、習い事もしているし、さすがに毎日は難しかったので、週3~4で耳鼻科へ通う事にしました。
あ、基本的には週1回で大丈夫みたいですよ。私は、週3~4で通ったというだけの話です。汚い話ですが、週3~4回通っても毎回鼻水がズルズルとたくさん取れたので、通って良かったって思っています。
鼻水があると耳の液が抜けにくくなるそうなんです。そうすると治りが遅くなるという…。病院代もバカにならないですが、私たちの住んでる市は小学6年生まで子供の医療費の自己負担分を助成してくれるので、自費は掛からないのです。これには本当に助かりました。
耳鼻科でした事
月に1回、中耳炎の状態を検査
月に1回、チンパノメトリー検査(鼓膜を押したり引いたりして中耳炎の状態を測る)をし
ました。結果は3タイプで診断され、A→C→Bの順番で悪くなります。
結果が、山の形が出ていればAタイプでオッケーなんですが、我が子の耳は山の「や」の字も見付からない程の一直線でBタイプ。やはり両耳ともです。
Bタイプは鼓膜が押しても引いてもあまり動かない状態なんです。これは耳の中にある液体がドロドロだから一番悪い状態で、治療には長く掛かる事が多いそうです。最初にも言いましたが、我が子は治るのに2年半掛かりましたしね。
耳管通気
鼻水をたくさん吸い取って貰った後は、「はっぱ」の「ぱ」の所で鼻から空気を送る「耳管通気」を毎回しました。
調べてみたら、この「はっぱ」という言葉は「ラッパ」とかでも良いみたいですね。口角が上がる状態にするのが良いらしいです。
我が子はこの「はっぱ」をするのが好きらしく、「次はっぱやろうね」って先生が言うと「やった~」って言うんですよ(笑)
あとは「今日は耳鼻科だよ」って言うと「やった~。はっぱやるかな~?」って喜びます(笑)本当に耳鼻科へ行くのを楽しみにしてくれたので、イヤイヤ連れて行く事にならなくて本当に良かったと今でも思っています。
完治しているのにも関わらず、いまだに少し鼻が出たりしていると「耳鼻科で鼻水とってもらわないとね」って行く気満々です(笑)
ネブライザー
先生に鼻水をとってもらって、はっぱで耳管通気をした後はネブライザーです。耳鼻科に一般的にある吸入器ですね。口と鼻を覆うようにマスクを付けて吸入しました。
これも子供は大好きでした。子供用に甘い香りが付いているようで、「今日は何味かな~?(ルンルン)」って感じでめっちゃ喜んでいました。「今日はメロン?」「今日はイチゴ~」って看護師さんとクイズみたいにしていたのが面白かったです(笑)
どの看護師さんも優しかったので、それも子供が耳鼻科に行きたいって思う理由だったのかもしれませんね。
まとめ
・滲出性中耳炎に気付いたきっかけは、子供の耳が遠いと感じたから。
・滲出性中耳炎は鼓膜の奥に滲出液が溜まる病気。
・滲出性中耳炎になりやすい子供もいる(我が子がそう)。
・耳鼻科では毎回鼻水を吸いとってもらった。
・月に1回の中耳炎の状態確認。
・「はっぱ」で空気を鼻から通す耳管通気。
・ネブライザーで吸入。
・我が子は約2年半で完治した。
中耳炎にも色々ありますが、上の子がなった滲出性中耳炎は最初の状態によってはすぐに治るものではないので、親としては凄く不安でした。「本当に治るのかな…?いつ治るんだろう…?」って。
我が子は耳鼻科へ連れて行った時、既に一番悪い状態だったので、結局治るまでに2年半位掛かりましたが、完治して今はちゃんと小さい音も聞こえています。
一度だけ法事でどうしても沖縄に行かないといけなくて、中耳炎が少し良くなって来た時に先生に許可を貰って飛行機に乗った事があります。
一度良くなっていたのが飛行機の気圧でまた悪化してしまった事がありますが、それが無ければもっと早く完治していたかもしれません。
滲出性中耳炎で心配になっている方。耳鼻科へ通えばちゃんと治るものなので、安心して下さいね。決して放置はしない事。子供の耳が聞こえてないのでは?って思ったらすぐにでも耳鼻科を受診してくださいね。
下の子が夜中に急に耳が痛いって泣きだして、急性中耳炎になった時の事も記事にしてあるので是非読んでみて下さいね。知識を持っているだけで、結構安心しますよ♪